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Posted by TI-DA at

2014年07月17日

トンネルを抜けて東京へ~奥尻ムーンライトの旅7~

 通常奥尻から東京へは函館か札幌へ出て、飛行機に乗るのが普通ですが、今回、木古内駅で新青森までの乗車券を購入します。売ってくれたのは新人さんでした。青森に行くのに一つ先の新青森まで購入したのは、青森で途中下車して切符を残そうという魂胆です。

今回往復に使ったJALのダイナミックパッケージの帰り便、函館発の飛行機の料金が1万円以上も高くなっていました。これは困ったなと思案していたところ、近くの青森空港発の飛行機が通常の料金であることに気が付きました。計算してみれば、木古内からだと、函館空港まで1250円。青森空港までは3150円。約2000円違いで行けるとわかり、青森空港から帰ることにしました。


 木古内駅の駅名標は3月に知内駅、竜飛海底駅が廃止されたので、木古内駅の隣は青森県側の津軽今別駅になっていました。



 木古内から新青森行特急「スーパー白鳥24号」に乗ります。


次の停車駅、蟹田までは普通列車がないので、特例で特急券なしで乗ることができるので、特急券買わずに乗りました。

 青函トンネルを抜け、本州へ戻ってきました。だいぶ北海道新幹線工事も進んできました。津軽今別駅も新幹線の「奥津軽いまべつ」駅になるための工事をしていました。


 新幹線と在来線の接続点も着々と工事が進んでいました。



 1時間かけて蟹田に到着。蟹田駅では駅長の津軽蟹夫氏が迎えてくれました。



 駅前の一本道を歩き、陸奥湾に出ました。ちょうど脇野沢行きのむつ湾フェリーが出ていきました。





蟹田駅に戻って「リゾートあすなろ竜飛2号」に乗ります。東北新幹線の新青森開業時に観光列車として運行を開始した列車です。竜飛からの帰りの列車に乗ったのですが、車内はガラガラ。


先頭のフリースペースでは津軽三味線のミニライブが始まり、ほとんど私だけのために聞かせてくれた感じでした。

席に戻ると、列車の奥には北海道新幹線の高架も見えました。



約30分で青森駅着。新青森までの切符で途中下車しようとしたら、切符の行先が青森までになっていました。木古内の新人君間違ったのかなと思いつつ、無効印を押してもらいました。

帰りの飛行機は雲海の上を飛びました。



ずっと旅行中は曇りまたは雨でしたが、東京はきれいな夕焼けが出ていました。



奥尻島本体ではなかなか行かない場所なので、今回マラソンをしながら行くことができたのは良かったです。

奥尻ムーンライトの旅終わり。
  
タグ :島旅鉄旅


Posted by さがるまーた at 18:00Comments(0)2014,6 奥尻ムーンライトの旅

2014年07月13日

フェリーとバスと廃線と~奥尻ムーンライトの旅6~

 マラソンの翌朝5時半に起床しました。これから東京に帰りますが、奥尻発の船は6時50分の江差行、12時05分の瀬棚行、16時05分の江差行しかなく、今日中に着くには6時50分の江差行が一番早く、安く帰れそうなので、それに乗ります。フェリー1隻で3往復しているので仕方がないのですが、観光にはあまり向いていない時間帯の運行ですね。


うにまる達が見送ってくれました。今回はマラソン参加人数が少ないとはいえ、フェリーには座敷に座れないくらいの人たちが乗船し、遅く乗った私たちは船から借りたゴザを強いて座りました。



天候は悪く、波で船が揺れ、船酔いしたので船内にいるのをあきらめ、デッキに出ました。船内見てみると、奥尻の高校の野球部員たちが座敷の1室取っていました。

 2時間ほどかかって9:00に江差港へ到着。この後に乗る木古内行きのバスは11時ころなので、友人と江差散歩をしました。
 
 まずは開陽丸へ。


 幕末の戊辰戦争の時にここ江差で座礁、沈没した江戸幕府の軍艦、開陽丸が復元されていました。学生時代に来た時に入ったので、中には入りませんでしたが、その大きさを感じました。つい半年前にも来たんですけどね。それは後日ブログに書きます。

 町も歩きます。姥神大神宮の前には「こいのぼり」ならぬ「にしんのぼり」が。


さすがはにしんの取れた町江差ならではですね。町歩きの後、函館行のバスに乗る友人と別れ、木古内行きのバスの出る函館バスの江差営業所行きのバスに乗り、江差営業所に向かいます。



営業所には函館バスの路線図がありました。


この路線図はかなり古く、よく見ると1988年に廃止された松前線の消された後もありました。



11時05分木古内行きのバスがやってきました。


乗ったのは2人。すぐに出発です。このバスは前の月、2014年5月12日に廃止されたJR江差線(木古内~江差)の代替バスで、運行開始したばかりです。去年の10月にも江差線お別れ乗車をしたので、なじみがある場所を通ります。お別れ乗車の旅はまた近いうちにブログに書きたいと思いますが、今回はバスから撮った今の姿を載せていきます。

踏切は埋められていました。



中須田駅。まだまだ現役の頃と変わらない感じです。


桂岡駅。

橋なんかも現役と変わらずですね。



11時39分、トイレ休憩もかねて、湯ノ岱駅で5分停車です。


バスの車体には江差のしげっち、上ノ国町のカミゴン、木古内町のキーコとご当地キャラが描かれていました。

ホームの駅名票はなくなっていましたが、レールは残っていました。




待合室の中


きっぷの窓口は板で打ちつけられていました。
ちなみに半年前の待合室。現役の頃です。


湯ノ岱から木古内方向へは山を越えます。秘境駅と呼ばれていた神明駅へ。



渡島鶴岡駅付近を過ぎると、北海道新幹線の高架が見えてきました。



ようやく1時間半弱でようやく木古内駅へ。



この木古内駅舎も新幹線工事のために閉鎖され、横の階段から出入りするようになっていました。もう壊されるのかもしれません。松前線廃止前からある特徴ある駅舎だけにちょっぴり残念です。

江差線も廃止されてから1か月なので、まだまだ痕跡が残っていますが、だんだんと消えていくのでしょうね。最近北海道で国鉄時代に廃線になった路線を巡ったりしますが、痕跡がほとんどなくなっていくのも感じます。

7に続く。
  
タグ :島旅


Posted by さがるまーた at 18:00Comments(0)2014,6 奥尻ムーンライトの旅

2014年07月10日

第1回奥尻ムーンライトマラソン~奥尻ムーンライトの旅5~

 マラソン当日、朝食にはイカ刺しが出ました。



 この時期はイカも取れる時期らしいですが、今年は不良らしくあまり大きなものは取れないそうです。でもイカは美味しゅうございました。

私が走るハーフマラソン開始時刻は17時なので、それまで残りの観光ですが、フルマラソンを走る友人と昼食を取ることにしたので簡単な観光をします。

まずは歩いてフェリーターミナルへ。うにまる君がいました。


うにまる君は町有バスにも描かれていました。



その町有バスで青苗へ。青苗岬灯台へやってきました。



北海道南西沖地震では地震の揺れで斜めに倒壊しましたが、光は消えず、この光を目指して助かった人もいたとのこと。津波館は昨日行ったので、その周りを歩きます。

津波館の先、岬の先端には徳洋記念碑がたっていました。

明治時代に青苗沖で座礁したイギリス軍艦に乗船していた宮様が先頭に立って救助を行ったことを記念して建てられた昭和6年に建てられた碑で、地震の際も倒壊せず、津波にも耐え抜いたものだそうです。

碑のある付近は地震の前は家屋が立ち並んでいたそうですが、今は公園になっています。


友人と合流し、バスで奥尻港へ。奥尻集落で昼食をいただきました。

2日連続でウニ丼をいただきました。昨日よりはウニが多かったようで美味しくいただきました。


食後は腹ごなしに歩きます。

奥尻の象徴、鍋釣岩です。今でいう鍋の取っ手が名前の由来だそうです。

フルマラソンを走るために準備する友人と別れ、部屋でひと寝入り。

起きだして、準備して17時にハーフマラソン出発です。



ありがたかったのは雨が上がったことです。
参加人数がハーフだけで270人前後なので、あっという間にばらけて入ります。


遠くに灯りが見え始めました。



イカ釣り漁船の灯りらしいのです。でも船に近づいてくると、あまりにも岸に近いのでおかしいなと思ったら、マラソンランナーのために灯りをつけてくれていて、大きく手を振ってくれていました。


残念ながら、ビリのほうでゴールでしたが、最後頑張って次につながるマラソンになりました。

臨時に設置されたシャワーでさっぱりして、同じくビリに近かった友人と夕食をもらいました。

タコごはんとウニ汁です。
イカ焼きや奥尻牛の焼き物もあったのですが、早速売り切れで食べられず。一人1セットのはずなのに残念です。

後夜祭には江差の「しげっち」のほかに福島町の「するめ~」、木古内町の「キーコ」も来ていました。北海道新幹線の開業関連の宣伝らしいです。もう再来年の開業なんですね。



札幌からの物まねタレントを呼んでのショーもありました。

こうして奥尻ムーンライトマラソンも第一回が無事終わりました。

奥尻で1泊。

6へつづく。
  
タグ :島旅


Posted by さがるまーた at 18:00Comments(0)2014,6 奥尻ムーンライトの旅

2014年07月06日

奥尻を観光する~奥尻ムーンライトの旅4~

 翌日も残念ながら雨模様。ありがたいことに朝食もウニが出ました。



 今夜は奥尻ムーンライトマラソン前夜祭なので、それまで奥尻観光です。まずは北のほうを観光します。まずは歩いて宮津郵便局へ。



 記念に貯金をして、奥尻島全部の郵便局の消印をもらおうと一局目の消印を葉書に押印してもらったら、「最後だから来たんですか?」といわれ、ビックリ!聞けば今日でこの郵便局は廃止になるそうで、次の営業日からは南側の幹線道路沿いに簡易郵便局ができるとのこと。確かにこの局は幹線道路から外れていて、なんでこんなところにあるんだろうと思っていたのですが、やはり廃止になるんですね。調べてみると昭和10年頃開設の郵便局でした。地形的にはちょうど、ここから山を越えて奥尻中心部行かなくてはいけないので、そのころは奥尻の北部の貴重な郵便局だったんでしょうね。今では立派な道路もできて便利になったので必要性が薄れたんでしょう。

 奥尻町有バスに乗って北部方面に向かいます。行ったのはここ。


 賽の河原です。賽の河原は日本各地にありますが、ここは15世紀に霊場になったそうです。ちょうど島の北部で、難破船の残骸がたくさんあったらしく、そこから供養の場所になったのかもしれません。


実際に見てみると、たくさん石が積んであり、まさに賽の河原でした。雨脚が強くなってきたので戻ります。町有バスは私の貸切でした。



奥尻港近くの今日の宿に荷物を置いて、奥尻島南部へ。郵便局めぐりしながら南部の青苗で昼食にウニ丼定食をいただきます。



郵便局でウニ丼のおいしい場所を聞いたら、通常、この時期は天然のウニは取れないので、ウニ丼はないのではと言われましたが、マラソンの時期なので特別に出しているのかもしれません。まあこの定食もウニ丼よりはほかの料理のほうが多いのはご愛嬌です。

 またバスで島の西側に向かいます。北追岬公園へ。


 北追岬公園のある神威脇地区は戦後国後島を追われた住民が入植したそうで、その望郷の思いを彫刻にしたものだそうです。

 すぐ折り返しの町有バスで戻ります。島の西側は奇岩が続きます。


 
 そして青苗地区の奥尻島津波館へ。


 
 平成5年7月12日の夜、奥尻島の西の海底で発生した北海道南西沖地震が起こした津波はわずか3分でこの青苗地区を襲ったそうです。青苗地区だけで死者行方不明者109人、家屋全壊400棟もでたとのこと。ちょうどNHKのスタッフが別の取材のために滞在していて、撮影した夜の暗闇の中で家々が燃えている映像を私もTVで見た記憶がありました。青苗地区の低地の部分は震災後、家を建てない地区になり、そこには公園とこの津波館ができました。

 津波館の中にあった津波の爪痕の写真が。



 ほかに津波の写真などもあるほか、係員さんが説明してくれたので、実際のあった地震の内容がよくわかりました。

津波館は他にも丁字頭勾玉も展示されていました。


勾玉の頭部に3本の刻み文様が入っていて、北日本ではこの島でしか見つかっていないとのこと。



奥尻島は離れ小島なのかと思っていましたが、発掘調査から縄文時代の頃から人が住んでいたそうです。やはり昔は海の道がメインだったのかもしれません。津波館の前には時空翔と呼ばれる慰霊モニュメントがありました。




とりあえず、宿に戻ってマラソンを走る友人と合流し、前夜祭へ。



青苗地区の人工地盤の下で第1回奥尻ムーンライトマラソン前夜祭が行われました。
元祖ムーンライトマラソンの沖縄伊平屋島の村長も来ていて、提携の調印をしていました。



奥尻島のご当地キャラ「うにまる」と江差のご当地キャラ「しげっち」も出てきました。



前夜祭も楽しく参加できました。

奥尻で1泊。
5へ続く。

  
タグ :島旅


Posted by さがるまーた at 18:00Comments(0)2014,6 奥尻ムーンライトの旅

2014年07月03日

いよいよ奥尻へ~奥尻ムーンライトの旅3~

 雨脚が強くなってきたので、いそいで瀬棚のフェリーターミナルへ。ちょうど奥尻港からのフェリーが入港するところでした。



通常は江差港との往復のみのハートランドフェリーですが、夏季期間のみ、瀬棚港にフェリーが来るそうです。そのフェリーに接続して、札幌からの直通バスもあるそうです。



ターミナルに行くと、なぜか中国系の団体さんが集まっていました。奥尻観光するらしく、こういうところまで来るようになったんですね。あとは日本人がパラパラでした。まだマラソンランナーは乗っていないようです。


沿岸には風力発電の風車がたくさん回っておりました。
フェリー「アヴローラおくしり」は特に船室以外ありませんが、ロビーにはしゃれたモニュメントがありました。



沖合に出て揺れ始めたので、船室で寝転んで昼寝をして目が覚めると、もう奥尻島に近づいていました。



奥尻島は北海道から離れた離島かと思っていたのですが、意外に近くてビックリしました。後で話聞いたら、最も近いところで28キロくらいだそうです。


15時37分、定刻よりちょっと早めに奥尻港に到着しました。ターミナルには奥尻ムーンライトマラソンの歓迎が貼ってありました。

送迎の車に乗って、今日の宿へ。宿の2階からは対岸の北海道が見えました。




夕ご飯まで時間があるので、ちょっと散歩へ。近くの宮津弁天宮まで行きました。

奥尻の道を歩いていて、気になるのはウニの殻があちこち落ちていることです。


もちろん中身はないのですが、鳥が食べているのですかね。もちろん中身はきれいになくなっていますが。

宿に戻り夕食になります。今回は特別コースを頼んだので豪華です。



もちろんウニも出てきました。



驚いたのは子持ちカレイの唐揚げ?


大骨以外は全部食べられるとのことで、全部食べてしまいましたが、結構な量でした。

鮑の踊り焼きもいただきました。


お酒もいただきました。魚沼清酒「たかちよ」


ウニ鍋と奥尻で作った奥尻ワインを。


たらふくお酒を飲みました。

マラソンに出ると宿の女将と話をしましたが、まだ第1回らしく、準備も追いついていないようで手探りな大会になりそうで楽しみです。ちなみに天然ウニはまだ解禁されていないそうで、今のウニはあらかじめ取ってあったものを海の網の中に入れてあるようでした。ちょっと残念でしたが、大量のウニに大満足でした。

奥尻で1泊
4へ続く。
  
タグ :島旅


Posted by さがるまーた at 18:00Comments(0)2014,6 奥尻ムーンライトの旅

2014年06月29日

バスと廃線と三本杉と~奥尻ムーンライトの旅2~

 朝起きると、函館は雨模様。まだ函館は良いほうで、胆振地方は大雨。函館と札幌を結ぶ特急「スーパー北斗、北斗」は終日運休とのこと。違うルートとはいえ、バスは通常運行なので、JRの慎重さというか、あきらめの速さが目立ちます。保線の手抜きで大問題となったこともあるのでしょうが、昔に比べて運休するのが早くなった気がします。2005年の羽越線の脱線事故以降、昔みたいに無理して運行して事故になって責任取らされるよりは早手回しに運休してしまおうということになったのでしょうね。

 函館駅をのぞいてみると、札幌行きの寝台特急「北斗星」が長万部行になっていました。


長万部からは小樽周りで札幌行けるんでしょうか?


 今日は奥尻島へ。普通ならば、江差港からフェリーに乗るのが一番早いのですが、早く奥尻に行っても時間を持て余しそうなので、瀬棚港からのルートで行くことにしました。JRの普通列車は時間が合わなかったので、駅前から函館バスで長万部へ向かいます。



函館から離れるバスですが、通勤、通学客が結構乗っていましたが、七飯付近で私一人になり、途中森付近から八雲付近、長万部近く以外は私一人という状況でした。


噴火湾を右手に見ながら、函館~札幌の国道5号を一路北上します。高速ができてきたせいか、国道はガラガラでした。



 3時間近くかけて長万部へ。長万部駅には長万部どまりになった「北斗星」号が。


 
函館方に機関車を付け替えていて、私が撮影始めると、ちょうど発車していきました。上り上野行きは函館から運転するそうです。シーツとかの交換が長万部ではできないからでしょうね。



 駅前にはご当地キャラ「まんべくん」が。


特急も室蘭方面への普通列車も運休なので、長万部駅はローカル線の駅なみの本数になっています。



 長万部から瀬棚へはバスに乗ります。このバスは昭和62年に廃止された国鉄瀬棚線の代行バスとして走り始めたものです。



 バスに乗ると、左右に瀬棚線の痕跡が見えたりします。見ながら瀬棚に向かいます。


写真の中央右側は瀬棚線の築堤跡に見えます。(実際はバスからなので、地図等を見ながらの推測です)

右手に美利河(ぴりか)ダムが見えます。



途中から瀬棚線跡が国道バイパスになっているそうで、写真の右前方から来た線路跡(草むらで隠れてますが)からバイパスにつながってるようです。



この辺は北海道では珍しく、田園地帯が広がります。



代行バスなので、線路沿いに一番近い道路を通っているのですが、その後、線路跡や鉄道トンネル(花石トンネル)跡をバイパスが通ったので、線路近くをバスが通らないということになっています。これが時代の流れなんですね。もう27年の歳月です。

ちょうどバイパスと国道の合流地点に通りました。正面バイパス道路のすぐ後ろの築堤が瀬棚線の跡のようです。



左右に瀬棚線の築堤らしきものを見ながら、今金へ。


バス停はちょうど今金駅の跡だそうです。校内には「デ・モーレン・いまかね」という風車型の建物ができていました。オランダと直接関係あるわけではないようで、町の花がチューリップでチューリップと言えばオランダ、オランダと言えば風車という連想から来たようです。今金市街地の線路跡もオランダ通りとして整備されているそうです。車窓からはレプリカながら、今金町にあった駅の駅名標がたっていました。



新緑の畑はきれいですね。



せたな町内に入り、北檜山へ。北檜山のバスターミナルは瀬棚線の北檜山駅の駅舎がそのまま使われているそうです



駅舎の裏は埋め立てられ、舗装されていますが、スペース的には線路があった雰囲気がします。



駅前の雰囲気は本当に駅があるような雰囲気です。



ようやく風車と海が見えてきました。



瀬棚温泉バス停で下車。そこから歩いて旧瀬棚駅跡に行ってみます。



駅跡は温泉浴場「やすらぎ館」になっていました。残っているのは碑と駅名標のレプリカでした。そこから奥尻行きのフェリーターミナルへ歩こうとすると、雨が降ってきました。

雨の中、瀬棚の名所へ。



瀬棚のシンボル、三本杉岩です。独特な岩の感じにみとれますが、雨が強くなり、あわててフェリーターミナルへ向かいます。

3へつづく。

  
タグ :廃線


Posted by さがるまーた at 18:00Comments(0)2014,6 奥尻ムーンライトの旅

2014年06月26日

駅をめぐる~奥尻ムーンライトの旅1~

 奥尻島で行われた第一回奥尻ムーンライトマラソンに出場してきました。ムーンライトマラソンというのは夕方から夜にかけて走るというマラソンで沖縄の伊平屋島で行われてきたマラソン大会です。それを北海道の奥尻島で行うということで、以前伊平屋島で走ったことのある私は友人に誘われ、第一回ということもあり行くことにしました。


まずは函館へ。最近は安く行くためにJALのダイナミックパッケージを使うのですが、函館空港行きの飛行機は日に3便しかなく、お昼過ぎの飛行機で向かいます。ANAはエアドゥとの共同運航も入れて5便ありますが、以前に比べて便数が少ない気がします。函館便の需要は減っているのでしょうか?

函館帝産バスで函館駅へ。すぐに切符を買ってJRに乗ります。もう夕方近いので、今日はJR江差線の駅めぐりをします。


5月に木古内から江差間が廃止になったので、行先が江差から木古内行きになっていました。まずは清川口駅へ。


清川口駅には売店があり、きっぷを売っていました。往復きっぷを買い求めてくださいと書いてあるので、往復を買い求めたら、片道切符二枚のうちの一枚にハンコを押してくれました。ハンコには「有効期間は片道の2倍です」が書かれていました。規則的にはこれで往復切符として代用できるようで、貴重な切符を手に入れました。

なぜ売店があるかと言えば、この駅の前には北斗市役所があるので利用客が多いのでしょうね。北斗市役所内に簡易郵便局があるので、そこで旅行貯金しました。市役所前にはこんな看板が。



ちょうど、この日北海道新幹線の(仮)新函館駅の正式名称が「新函館北斗」に決まったということで、このようにはなりませんでしたが、みんな函館に行くのに「新函館北斗」という駅名は違和感があるような気がしますが。どうですかね?

市役所にはほかにもご当地キャラが。

ホッキガイが有名なのですね。


バスで上磯駅へ。沖にはセメント工場からの積み出し設備があります。函館山の頂上は雲に隠れて見えないですね。



上磯駅に着いたら、ちょうど乗るつもりだった列車が出てしまったので、またバスで移動して久根別駅へ。

無人駅ですが、駅舎が残っていました。


ディーゼルカーで先ほどの上磯駅へ。少し駅前を散策します。ホームでは特急列車の行き違いを撮影しました。北海道新幹線ができると、この特急列車も廃止になるとのことで貴重な光景になるかもしれません。



また反対方向の函館行に乗って東久根別駅へ。


ここの駅舎は貨物列車の車掌車を流用して改造したものでした。


中の窓も北海道らしく2重窓になっていました。




来た列車で函館駅へ。


以前乗り降りした駅を合わせて、これで函館から上磯駅まで全駅乗り降りしたことになります。この区間は2016年春の北海道新幹線函館開業でJRから第三セクターに変わるそうで、その前に乗り降りしておこうと思ったのでした。

駅前のデパートには新駅名決定の号外が貼ってありました。



夜勤明けで来たので、夕食は買ってきてホテルでいただきました。



函館で1泊。
  
タグ :鉄旅


Posted by さがるまーた at 18:00Comments(0)2014,6 奥尻ムーンライトの旅
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