さよなら京成シティライナーと房総のむら探訪の旅(上)

さがるまーた

2015年12月15日 18:00

 2015年の12月5日の京成電鉄のダイヤ改正で京成本線を走る特急「シティライナー」が廃止になるとのことで、その前にお別れ乗車をしてきました。



 シティライナーは土休日に上野~成田1往復のみ運行ということなので、日曜日の朝9時前に京成上野駅へとやってきました。成田空港へ行くであろうスーツケースを抱えた人々がスカイライナーの切符を買い求めていましたが、ここではシティライナーのチケットは売ってないとのことで、購入できたのは少し離れたスカイライナーの前売り券発売窓口でした。週2回くらいで朝1本のみなのですから、それでも構わないのですが、今日はお別れ乗車の人々が購入のために並んでいました。



 先頭車両は撮影の人々でごった返していました。この車両AE100形はのっぺらぼうな印象を受けます。これは将来、都営浅草線に乗り入れて、そのまま京急の羽田空港まで直通運転するために地下鉄内を走るための非常用貫通扉を付けたからでしょうね。2代目のスカイライナーとして活躍し、2010年に成田スカイアクセス線ができてからは空港客輸送は160キロ運転できる新しいAE形に譲り、京成本線の有料特急として運行されてきましたが、最初は7往復だったのが、乗客が少ないなどの理由で減り続け、2014年からは土休のみ1往復という形だけの列車になっていました。



 この白地に赤青のラインは野暮ったい感じの京成電鉄車両の中ではスマートな感じがしたのですが、今のスカイライナーが斬新なので、これ車両に懐かしさを感じます。




 車内に入ると、空気清浄機があとから付けられたようで、網棚についてました。

9時01分、列車は出発です。東京下町の街並みを抜けていきます。いつしか街並みを抜け、40分くらいで千葉の田園地帯を走るようになります。



9時59分、1分遅れで京成成田駅に到着しました。



あとの予定があるので、すぐに離脱しましたが、たくさんのファンがシティライナーの車両が出発するのを見送っていました。



あとから知ったのですが、その翌週がダイヤ改正のため、この運行が成田方面のシティライナーの最終運行だったのでした。意外に静かな最終運行でよかったですね。

(下)へ続く。


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