駅前の城~E257系で行く、山梨城巡りの旅2~
更新が遅れました。申し訳ありません。
甲府駅を降りると、ホームから城の石垣が見えます。甲府城です。さっそく向かいます。石垣だけでなく、櫓なども復元されています。これは稲荷櫓です。
江戸時代は甲府駅の敷地も城の中でしたが、明治以降に駅になり分断されてしまいました。駅の反対側にも山手御門という門が復元されています。
稲荷櫓の中に入れました。ここで100名城スタンプが押せます。展示もしてました。
甲府というと、戦国武将の武田信玄が有名ですが、信玄の時代にはこの城はありませんでした。戦国時代は北のほうに後で行く躑躅ヶ崎館というところが武田氏の本拠地でした。その頃はここら辺は城下町の南端だったそうです。武田氏が滅亡し、織田、北条、徳川氏の領有のあと、豊臣秀吉の家来によって築城されたそうです。江戸時代に入ると、徳川将軍家の親族が領有する城になり、のちには江戸幕府直轄領になったのでした。そのため、ほぼ戦争を体験していない城です。
城内はほかにも鉄門などが復元されています。
いよいよ城の中心、本丸です。奥には天守台が見えます。
天守台に上がると、甲府の街が一望です。
遠くには富士山、
南アルプスも見えます。
ここに天守閣があったかは分からないとのこと。当時の絵図や図面は見つからないそうで、なかったのではないかということですが、発掘調査だと豊臣時代の瓦の破片などが見つかったそうで、築城当時はあったが、いつかの時点で一度壊れて、再建されなかったというのが真相のような気がします。
城を一回りして、駅前に戻ります。
3へ続く
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