トワイライトエクスプレスに乗る~夜行列車乗り継ぎの旅10~

さがるまーた

2014年02月14日 18:00

 13時51分、札幌駅4番線に大阪行寝台特急「トワイライトエクスプレス」が入線してきました。




 数少なくなった寝台列車の中でも、「トワイライトエクスプレス」は上野~札幌を結ぶ「カシオペア」とともに豪華寝台特急列車と言ってもよいでしょう。(豪華さだけを言えば、「ななつ星」もありますが、また違う性格の列車なので)青函トンネル開業後の1989年に運転を開始したトワイライトエクスプレスは札幌~大阪間を結ぶ日本で最長の長距離旅客列車になってます。東京に住んでいることもあり、通常はなかなか乗ることはできませんが、今回はあえて乗ることにしてみました。つまり、東京の自宅から関西の実家に帰省するのに、札幌経由で帰省するというとんでもない贅沢な帰省です。


機関車は北斗星と同じDD51機関車でした。ホームぎりぎりに止まったので、うまく列車全体の写真を撮ることができず、ヘッドマーク部分だけの撮影となりました。






14時05分の発車まで列車を見て回ります。車体は寝台特急の定番であるブルーではなく、深緑色に塗装されています。車体側面にはエンブレムを入っていて、おしゃれですね。



札幌駅で大阪の文字を見るのは新鮮だったりします。



一番後ろまで来ました。

冬らしく、車体が凍っている感じです。



テールマーク

私が乗るのはB個室です。

シックな入り口に胸が躍ります。

個室に入ると、上下のベッドがあり、なかなかの広さです。ちなみにこれは2人用のツインルーム。






個室をチェックしているうちに14時07分、2分の遅れで列車は発車しました。しばらくは車窓を眺めます。


今回、北斗星のソロ個室が取れた私は、その勢いをかって「トワイライトエクスプレス」のチケットも狙い続けました。とりあえず空のあった個室ではない開放型の普通のB寝台をとり、個室に変更をしに何度もみどりの窓口へ通いました。寝台券はネットでは購入できないので、地道に通い続けるしかありません。乗車日の1週間前になっても1人用個室である「シングルツイン」は満席で取れず、あきらめていたところに、窓口の人の「二人用のツインなら空いているんですけどね。」の言葉に思わず、「じゃあツインで」と衝動的に取ってしまいました。ツインはシングルツインに比べて7150円も高いのですが、一生に何度も乗る機会がないので、思い切ってしまいました。こんなことは初めてです。


 そのおかげで、部屋は大きくゆったり過ごせそうです。何しろ日本最長を走る旅客列車で約23時間乗るのですから、やはり個室はありがたいですね。




冬の午後は日差しが弱く、まだ15時前なのに夕方近い感じです。
車掌が検札がてら、個室のカードキーをくれ、食堂車のスタッフが明日の朝食の予約を取りに来てくれました。

銀世界の車窓を見ながら、列車は西へ向かいます。

11へ続く。

関連記事