札幌駅に着いて、いよいよ最後のメインイベント「カシオペア」に乗ります。
16時02分頃に列車が入ってきました。向かいのホームで撮影してみました。
乗車するホームに戻り、車両のテールマークを撮影しようとしたら、最後尾に警備員がいて撮影できないようにしていました。ホーム端なので危ないのはわかるのですが、これでは鉄道ファンだけではなく一般の旅行者にも不評ではないでしょうか?
こちらが私が乗る10号車。
もう機関車を撮影する時間はないので、車両に乗り込みます。予約したのはカシオペアツインです車端の1番です。この部屋は3名乗ることができますが、今回は乗ろうとした友人と予定が合わず、1人で乗ることになりました。以前は1人用のチケット「カシオペアシングルユース券」が発売されていたようですが、今はないので、一人で乗ろうが複数人で乗ろうが、あまり料金は変わらないようです。
部屋に落ち着くと、すぐに発車です。16時12分札幌駅を定時に発車しました。
札幌を出て、札幌貨物ターミナル付近にJR北海道所属の北斗星車両が留置されていました。今走っている臨時の北斗星はJR東日本の車両のみで構成されていて、ロビーカーが半室ではなく1両まるまるついている編成になっています。このJR北海道の車両は近いうちに廃車になって壊されていくのでしょう。
感傷に浸る間もなく、シャワー券を買いにダイニングカーへと向かいます。個室ばかりの「カシオペア」ですが、一部を除いて部屋にシャワーがついていないので、シャワー室利用のシャワー券が必要ですが、車内の乗客数に比べて、シャワーの数が少ないので売り切れになる可能性が高いとのこと。発売開始のアナウンスが流れたので、すぐに買いに行きシャワー券を入手しました。
ウエルカムドリンクにジュースと翌日のモーニングドリンクチケットをいただきました。
シャワーはないですが、個室内にはトイレもありました。
夕食まで時間があるので、最後尾のラウンジカーへ向かいます。ラウンジカーは混んでいましたが、何とか椅子に座れて、日本一長い直線区間を撮影することができました。
現在乗車している室蘭本線の沼ノ端~白老間、約28キロは日本一長い直線区間になっているそうです。この区間の最後部から線路を見ることはほとんどないので、貴重な体験でした。
東室蘭駅を過ぎると、白鳥大橋が見えてきました。ちょうど夕暮れが見えれば、海越しの夕日が見える美しい区間に入るのですが、残念ながら曇ってしまいましたね。
ちなみにラウンジカーはこんな感じ。
18時20分頃、列車は伊達紋別駅に到着。ここで函館行きの特急「スーパー北斗14号」に追い抜かれるため、少し停車します。札幌駅で取れなかった最後尾のテールマークを撮影に向かったら、残念ながら、最後尾はホームにかかっていませんでした。
今度は先頭の機関車を撮ろうとしたら、機関車もホームからはみ出していました。機関車2両+客車12両の長さの列車は北海道ではこの列車くらいしかないのですから、やむをえないのですが、残念な限りです。
最後尾のスイートは北海道行きの下りは全面展望を味わえますが、上りは機関車の前になってしまうのが悲しいところです。
スーパー北斗が追い抜いていきました。
「カシオペア」も出発です。そろそろ18時半、私の夕食タイムが始まるので、ダイニングカーへ向かいます。
11へ続く。