日本唯一のランチを食べる~日本の夏、トワイライト最後の夏の旅⑦~

さがるまーた

2015年02月12日 18:00



 A寝台車の隣の車両の食堂車へ向かいます。トワイライトエクスプレスの食堂車はレストランカー「ダイナープレヤデス」と言うそうです。

 

最近はお昼の列車で地元の食材を使った料理を出す観光列車が増えてきましたが、昔から続く食堂車の流れをくむ列車でお昼に車窓を眺めながら、ランチを食べられるのはこのトワイライトエクスプレスのみとなりました。私が小さいころは東海道新幹線などでも食べることができましたが、もう夢物語ですね。

昔よくあったように、相席になりました。車窓には田園風景が広がっています。



メニューはこんな感じ。ハンバーグステーキを注文しました。


相席の方は女性の方。なんとなく話をしてみると、彼女もロイヤルを狙っていたそうで、発売当日、早朝から大阪駅に並んだそうです。渋谷駅とは違い、大阪駅は発売時刻の10時まで並ぶ必要がある上に複数列あったそうで、一番だったのに、彼女の列では取れず、ほかの列で取れたそうです。結局B寝台を取れたそうです。本当に私の場合は幸運だったんですね。


料理がやってきました。車窓を見ながら食べる食事は格別です。列車は敦賀を過ぎて北陸路に入ってきます。だんだん車内も空いてきました。



もっと混むかと思ったのですが、食堂車のランチは高いと思われているのかもしれませんね。進行方向と違う方向に座っていたので、向かい側の進行方向側に席を移りました。そして食後にダージリンティを注文し、車窓を眺めながらいただきます。



カップにもトワイライトエクスプレスのロゴが入ってますね。



車内の装飾が豪華ですね。



トワイライトエクスプレスが廃止になると、長距離を移動しながら、食堂車で食事をして車窓を楽しむという旧来から続いてきた楽しみは終わってしまうのですね。移動手段としての夜行列車も数年以内に消えていく可能性が高いことを考えると、鉄道の歴史の一区切りの時期に今はいるのかもしれません。

列車は鯖江駅を通過したところで、レストランカーを出て、部屋に戻ります。



列車は北陸路をひた走ります。

8へ続く。

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