札幌駅で雑用を済ませ、11時のL特急「スーパーカムイ15号」で旭川に向かいます。
入線してきた特急車両は車号が1でした。
ぎりぎりに入線してきたので、乗ったらすぐに発車しました。
途中の岩見沢駅では残り少なくなった国鉄時代からの真っ赤な電車711系が止まっていました。もう乗る機会がないかななんて思います。
道央は米どころらしく、車窓には田園風景が広がります。なかなか北海道で珍しい光景な気がしますが、最近温暖化の影響か、北海道米が美味しいと評判なので、認識を変えなくてはいけないかもしれません。
11時25分、旭川駅に着きました。乗り換えの富良野線の列車は28分発なので3分の乗り換えに急ぎます。以前ならば、富良野線のホームは本線のホームから少し離れていたのですが、旭川駅が高架化されたので隣のホームになりました。高架になってから初めて来たので、じっくり見たかったのですが、そんな時間はなく、あわてて乗り換えました。
富良野線の列車は乗り換え客を待って、2分遅れで出発です。相変わらず、田園地帯が続きます。まだ旭川盆地だからなのでしょうね。美瑛付近を走るから丘の見える風景ばかりを思うのですが、実際行ってみないとわかりませんね。
13時ちょうどに美瑛駅に到着。ここまでの列車もそうでしたが、いたるところに中華系の人々がいました。よく言われるのは台湾の人が多いらしいです。
美瑛駅からは「富良野、美瑛ノロッコ3号」に乗ります。私が乗った車両にも中華系の団体さんがたくさん乗っておりました。指定席でしたが、とても私の席のまわりは団体さんだったので入る勇気がなく、乗務員に断って、空いている席に座りました。
美瑛駅を出ると、車窓にはさっきまでの田園風景と違って、丘の連なる風景が見えてきます。「ノロッコ号」自体は5月に道東桜紀行で乗った「くしろ湿原ノロッコ号」とほとんど変わりませんでしたが、夏の繁忙期なので、列車は満員でした。列車には売店も付いています。
美瑛駅で機関車の付け替えをしないためか、「ノロッコ号」の仕様なのか、富良野行きは機関車が後ろから押す推進運転を行っていますね。
先頭に機関車はいません。間もなく美馬牛の駅に着きます、美馬牛は美しい名前な気がしますが、駅名の由来はアイヌ語の「ピパ・ウシ」(沼貝がいるところ)からだそうで、美しさとは何の関係もありません。まあ北海道の地名はこういうのが多いですけどね。
赤い小さな駅舎を見て、出発です。
上富良野駅で列車行き違いで停車。ホームに降りて列車の撮影してみます。
上富良野駅を出ると、今度は富良野盆地へ入ります。田園地帯が広がっていますが、そろそろ山肌にラベンダー畑が見えてくると、中富良野町へ入ってきます。
下車したのはその名も「ラベンダー畑」駅でした。
15へ続く