「ダイヤ―プレヤデス」に入ると、海側の二人用座席に案内されました。
ディナーはフランス料理で、お品書きが用意されていました。
お酒は赤ワインを注文しました。
まずは前菜、「オマール海老とセロリのピューレ 蕪とオレンジのサラダ仕立て ヴァニラの香り」です。
もちろんパンも出てきます。
続いて、「2層のヴィシソワーズ ローズマリー風味」です。
このスープ2層に分かれていて、スプーンですくうと、下の層からも別のスープが出てきて、違う味も楽しめました。
17時56分、直江津駅に到着。ここからJR東日本の管轄に入ります。
鉄道ファンが写真をたくさん撮っていました。
そして「マナガツオのオーブン焼き プロヴァンス風」です。
きれいな盛り付けで、角度を変えても美しいですね。
直江津駅は10分停車なので、しばらく止まっています。すると向こうのホームに特急「はくたか」の越後湯沢行きが抜いていきました。車両は赤ラインの北越急行の車両でした。北陸新幹線が開業したら、「はくたか」は廃止になって北越急行を走らなくなりますが、この車両はどうするのでしょうか?(執筆時にはJR西日本に売却するという情報が入りましたが、このときはそんなことを思っていました)
ワインも飲み終わったので、日本酒を注文。特急を見たからではありませんが「白鷹」にしてみました。
前回乗った時とは違い、食堂車車内は満員でした。大体カップルや年配のご夫婦が多くいらっしゃいましたね。なかなか一人ではこの食堂車は来られないようです。
そしてメインは「黒毛和牛のステーキ 夏野菜のロースト じゃがいもとにんにくのクレープ」です。
いつしか列車は直江津駅を出発して日本海沿いを走ります。札幌行きの列車では日の出ている時間では最後の日本海でしょう。逆にこの風景を見ながら食事をとるために1番早い時間帯のディナーを予約したのでした。
本当はもう一つ欲を言えば、この時間あたりに晴れていれば日本海に沈む夕日が見えるであろうと考えていたのですが、残念ながらこの日は曇りなのでした。まあそこまで望むのは欲張りすぎかもしれません。
ラストはデザート。「ローストしたマンゴーのゼリー仕立て ヴェルベーヌのシャーベット」です。
最後はコーヒーをいただいて終わりです。
豪華な夕食でしたが、なかなか食べる機会がないので貴重な機会でした。
食後は隣のサロンカーへ。
ここも大混雑していました。前回と違い、B寝台のベッドまで満席だからかもしれません。
サロンカーにはスタンプもおかれていました。
停車する各駅の名所等をデザインしたスタンプを複数作って、全部押すというアイデアは面白いですね。旅の思い出になるとともに地理の勉強になります。
列車は長岡駅に到着。これまた来春、廃止になるであろう特急「北越」を見かけました。こう考えると、北陸新幹線の開業は北陸、信越の鉄道に大きな影響を与えるのですね。
自分の個室に戻ります。
夏の遅い日も暮れ、そろそろ列車の名前の通り、トワイライトな時間に入ろうとしています。
10に続く