「踊り子」号初乗りと初島の旅(下)~2016、旅の詰め合わせ5~

さがるまーた

2016年03月31日 12:00



 30分弱で初島到着です。



 初島は周囲4キロほどの小さな島で、リゾートホテルなどがある島です。熱海港の沖合10キロメートルくらいの場所にあり、古くから人が住んでいて、源実朝の和歌にも詠まれるなど、風光明媚な場所だったようです。とりあえず、2時間後の船で熱海に向かうとして、島1周することにしました。



まずは初木神社へ。ここの境内には昭和天皇が皇太子だったころに来た記念碑が建てられていました。碑文を書いたのが東郷平八郎だということでした。



続いて、初島海洋資料館へ。



この島の近海は深くなっていて、独立行政法人の「海洋研究開発機構」が機器を設置して継続的に観測しているそうです。



1周道路を歩いていると、リゾートホテルが見えてきました。ここはエクシブ初島だそうです。


初島灯台までやってきました。



ここは一般公開をしていました。





この灯台の上からは、大島、利島が見えました。


ここは灯台に関する資料も展示してありました。



道を歩いていると、沿道には松が植えてありました。なぜか懐かしさを感じます。よく時代劇の東海道には松が植えてありますが、その影響でしょうか?



しょぼい感じですが、ここが江戸城修築用の石の採取跡とのこと。江戸時代初期から江戸城築城の石垣の石はこの初島をはじめ、東伊豆付近から採掘されて、船で江戸まで運ばれたそうです。




ようやく1周すると、もう13時前。漁港前の食堂街には、おいしそうな海鮮の料理が各店貼ってあって、迷ってしまうのですが、どこの食堂もいっぱいで13時25分の船に乗るまでに食べられそうにありません。一軒だけ座れそうな店があったのですが、こういう店は経験上ハズレの店なので躊躇したのですが、この島で食べるのであれば、やむをえません。えいやと入りましたが、やはりはずれで、応対の女性がギラリと嫌な顔して、こっちを見ました。低姿勢で1人ですがとお願いして座らせてもらい、一番早そうなイカ丼を頼みました。ほどなくして出てきました。



ほどほどのお味で、さっとイカ丼を食べて出ます。値段は1100円。まあこんなものでしょう。こういう店は常連とそれ以外の人の応対が月とスッポンくらい違うのですが、常連との会話を聞いてみたら、リゾートホテルの宣伝がうまいようで、春休みということもあって、各店大賑わいのようです。まあ気軽に東京からも来れて、ちょっと遠くに来た気になれる場所だからでしょうか?


もう2度と来ないかもしれませんが、さっさと船に乗って初島を離れます。



熱海行きはさっきの船より新しい「イルドバカンス プレミア」号でした。約30分で熱海港到着です。



すぐに連絡バスに乗り継いで熱海駅へ。熱海駅は古い駅を壊して工事していました。右側のは新しい駅舎のようです。工事中で狭いこともあって、駅は大賑わいです。




熱海駅にはいろいろな列車が発着しています。伊豆急と「スーパービュー踊り子」です。



JR東海の車両です。ここはJRの会社境界駅なのでした。



踊り子号も来ました。




私は帰りは左の普通列車でのんびり小田原へ。



根府川付近では海が見えました。



小田原から小田急線で帰ります。途中、3月の26日のダイヤ改正でなくなる小田急の区間準急列車を撮影しようと思い立ち、下車。





4660

今回の小田急線のダイヤ改正は急行や快速急行の停車駅や接続列車のある駅は便利になりますが、それ以外の駅は不便になると友人が嘆いていました。ダイヤを組むのは難しいものですね。

そのまま帰宅しましたとさ。

「踊り子」号初乗りと初島の旅終わり。

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