竹原、呉、落穂ひろいの旅(下)~2016旅の詰め合わせ8~

さがるまーた

2017年07月08日 12:00

 二日目は竹原の町並み保存地区から始めます。今はだいぶ内陸に入り込んだ保存地区ですが、江戸時代までは海と繋がっていた場所でした。保存地区付近の川には船着き場にある雁木と常夜灯が残っています。



竹原の街並み保存地区はイベントなどがない通常の日はのんびりできる場所で、ちょうど天気も良く楽しい散歩になりました。




照蓮寺の桜はだいぶ散っていましたが、まだ少し残っていました。






境内で写真を撮っていると、地元の人が本堂のわきに銅鑼のような楽器があるよと教えてくれました。障子に隠れていて、通常は見えないけど、あそこを開ければ大丈夫だよと進めてくれたので、見せていただきました。古い時代のものですが、地元の人の親切にほっこりしました。

古い映画「時をかける少女」にも出てきたお好み焼き屋「ほり川」で昼食をいただきました。






そして、列車に乗って忠海駅へ。



以前は切符を売っていましたが、窓口は閉まっていました。



掲示を見れば、3月いっぱいで終了とのことでした。


もともとJRの直営ではなく、竹原市が受託していた簡易委託だったようです。ICカードの普及でだんだん窓口販売は減っていくようです。


歩いて向かったのは石風呂温泉岩乃屋です。



横には床浦神社で、目の前は瀬戸内海。多くの島が見えます。





ここが珍しい風呂で、天然のアマモ(海藻)を使用する最後の石風呂だそうです。海のそばにある立地も素敵です。





ここは更衣室兼休憩所のようです。天井を見ると、岩をくりぬいた感じが出てます。





この木扉の奥が風呂、風呂といっても蒸し風呂なのでサウナの熱いものと思えばよいでしょう。手前が暑くて、奥がぬるい部屋ですが、どちらも通常のサウナ以上の温度のようでした。



中で何回も風呂に入り、汗をかきます。とても暑い時間です。

風呂から出て外に出ると、風が気持ちの良い時間でした。多くの島からの船が戻ってきました。



ふと、その奥を見ると呉線の黄色い電車が駆け抜けていきます。



なかなか見られない光景でした。







呉線で三原へ出ました。そして広島空港経由で東京へ帰りましたとさ。

(終)





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