市内の桜はまだなのか~道東桜紀行6~

さがるまーた

2014年09月11日 18:00



 別保駅からディーゼルカーに乗って釧路駅へ戻ります。


釧路駅は昭和のたたずまいの残した駅でした。「946」と書いて「くしろ」と読ませるのも面白いですね。

今夜は駅前のホテル泊なので、先にチェックインして荷物を置き、駅前からくしろバスに乗ります。釧路川を越えて、市立病院バス停で下車。




釧路の桜の名所の一つ、春採公園にやってきました。まずは釧路市立博物館へ。


消費税が10パーセントに上がったので、入館料も上がって470円でした。入ったは良いですが、中はガラガラ。まあ平日の閉館近いのでやむを得ないのですが。



展示も充実はしている感じですが、古めかしく、重厚な感じで釧路の現状を表しているようです。入館時の受付の職員のやる気の無さとも相まって、良い印象にならないのが残念でした。

でも釧路湿原を擁する土地らしく、湿原と丹頂鶴の展示は目を引きました。







博物館を出ると、眼の前は春採湖と太平洋が見えました。湖畔を走る線路は太平洋石炭販売輸送臨港線とのことで、今でも細々ながら、釧路沖の太平洋の海底では石炭を採掘しているのだそうです。


残念ながら、春採公園ではあまり桜が咲いていませんでした。太平洋から吹いてくる海風がまだ冷たくて、咲かないのかもしれません。桜の観測をする釧路地方気象台は釧路の中心部にあり、また別保公園も内陸部にあるので、春採公園とは気候が少し違うのでしょうね。
その中でも咲いていたさくらがこれ。



だいぶ遅い昼食を取ります。春採公園を下って、「東家総本店 竹老園」へ。



釧路の老舗の店であり、以前からこの店の噂は聞いていたのですが、なかなかこの辺りまでは来ないので、今回が初訪問です。そばコースを頼んでみました。

まずは「かしわぬき」


「かしわそば」からそばを抜いたものということから来た名前の由来だそうで、おいしくいただきました。

2つ目は「欄切そば」


つなぎに新鮮な卵黄を使用しているそうで、それが中華めんみたいな色を出しているのでしょうね。量が少ないのが難点かなと思います。

3つ目は「茶そば」、そして「そば寿司」です。


「茶そば」もおいしいのですが、量が少ないかななんて思いますが、コースなのでこんなものなんでしょうね。「そば寿司」は酢が聞いていて、お寿司のような味わいで美味しゅうございました。



遅い時間に行ったので道に面した店舗でいただきましたが、早い時間でしたら奥のお座敷でも食べられるようです。庭園もあり、やはり釧路の老舗だけあります。



帰りに腹ごなしを兼ねて、駅前のホテルまで歩きます。途中、桜の木があるという鶴ヶ岱公園に寄りました。


本数が多くはないですが、桜が咲いていました。大半の桜の開花は、まだまだこれからのようです。



釧路の名所、幣舞橋とフィッシャーマンズワーフです。


そんなにおなかは減っていなかったのですが、夕食にこれまた釧路名物「スパカツ」をいただきました。



スパゲッティの上にとんかつを乗せて、ミートソースをかけるというボリューム。漁師向けに考案されたらしくカロリーが高そうです。


満腹になって、ホテルに戻りました。
釧路で1泊。

7へ続く。

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