憧れのロイヤル~道東桜紀行14~
札幌駅での「北斗星」号の入線から発車までの時間は約9分。先頭の機関車は撮影できなさそうなので、後部のテールマークを撮影します。
北海道の地で見る「上野」行きの文字は心踊ります。
そして数少ない食堂車の灯りも素敵です。
そして、今回私が乗るのはA寝台個室「ロイヤル」です!
もうそろそろ発車の時刻です。
乗り込んで、個室へと入ります。
17時12分、上野行き寝台特急「北斗星」号は静かに札幌駅から動き出しました。
ベッド側から見た部屋はこんな感じです。
ドアを開けると、中はシャワー兼トイレでした。
右側作り付けの一番上が鏡になっていて、その下は2段のコンパクトな設備です。
上の段は洗面台で開くとこんな感じです。
下の段はトイレで、開けるとこんな感じです。
また鏡の横の引き出しには
持ち帰り可能なアメニティが用意されていました。
他にはティシュとJR北海道のPR誌、そして北斗星の利用案内の入ったクリアファイルがありました。
設備を一通り確かめていると、ドアがノックされ、食堂車からウエルカムドリンクのサービスが届きました。
ワインとウイスキー、水と氷とお茶といった豪華なものでした。
車内改札に来た車掌からカードキーをもらい、これで一式そろいました。
しばらくは北海道の車窓を楽しみながら、ワインを飲みます。
今回の旅の目的は道東の桜を愛でることと併せて、このロイヤルに乗ることでした。昭和63年、青函トンネルの開業に合わせて走り始めた寝台特急「北斗星」号に初めて連結されたA寝台「ロイヤル」は国鉄時代からの寝台特急列車の設備としては最高峰のものでした。当時、まだ学生の私には遠い憧れであり、縁のないものでしたが、いつかは乗ってみたいと思っていたのでした。
いつしか夜行列車も減り、ついにブルートレインとしてはこの「北斗星」が最後になりました。北斗星以降もトワイライトエクスプレスのスイートやカシオペア、そしてななつ星などの豪華列車や設備が出てきましたが、移動手段としての列車を重視している私としては、このロイヤルが最高峰であることは変わらないと思っています。そして、おそらく「北斗星」も2年後の北海道新幹線の函館開業までには廃止が免れないでしょう。そう思うと、まだ席が取りやすいうちに乗っておこうということで、今回乗ったのでした。
今回は「みどりの窓口」ではなく、JR北海道の個人ツアーを予約して乗ることにしました。これだと1か月前の発売の競争前に予約することができるのと、指定席が取れる道東フリーパスが付くという利便性と安さが魅力でした。今まではそういうツアーは食わず嫌いでしたが、最近は個人で使えるお得な切符がほぼなくなったので、こういうツアーも使うことにしてみたのでした。
そろそろ18時、夕食の時間になるので、食堂車へと向かいます。
15へ続く。
関連記事