竹原散歩と花火大会~LCCで行く広島の旅7~

さがるまーた

2015年05月14日 18:00

 大乗駅からJRで竹原駅までやってきました。


 竹原駅から歩いて約10分くらいで町並み保存地区にやってきました。映画やテレビなどで有名な場所ですが、観光地としてはイベントや土休以外は意外と静かな場所なので、たまにフラッと散策しに来ます。


 ちょうど、訪れた約1か月後の10月からのNHKの朝ドラ「マッサン」の主人公、竹鶴政孝の実家である竹鶴酒造がこの町並み保存地区にありました。

おそらく朝ドラが始まれば、相当、この場所も相当にぎわうのでしょうね。

保存地区の通りの一番奥に胡堂があります。


この胡堂は1982年の大林映画「時をかける少女」で地震のシーンで瓦が落ちるシーンで撮影されました。またこの保存地区は通学路の撮影で使われていましたね。この映画は尾道映画ですが、かなりのシーンが竹原でも撮影されたようです。学生時代にテレビで見ましたが、主演の原田知世さんがめちゃくちゃ可愛かった記憶があります。


竹原の名所の一つ、西方寺の階段です。ここを上がり、境内の右の階段を上がると普明閣です。


戦国時代に小早川隆景が京都の清水寺を模して作ったものが始まりだそうで、現存しているのは1758年に作られたものだそうです。実際に上がってみると、竹原の街が一望できます。


普明閣は昔は遠くの塩田からも見ることができたそうです。

竹原のシンボルだったんですね。今は内陸部にある町並み保存地区ですが、市役所や駅のある場所は近年まで塩田だったとのことで、保存地区は以前はもっと海に近かったようです。


特徴的な木造建造物、旧日の丸寫眞館の横には海の神様を祭る住吉神社があり、その前には江戸時代の港の設備である雁木や常夜灯が見えます。

 時間が来たので、竹原花火大会の会場へ向かいます。人が集まって混んでいますが、東京なんかとは違い、余裕がありました。何とか打ち上げ場所の真ん前に立つことができました。










約30分間でしたが、目の前に上がる花火に楽しい時間を過ごしました。





地方の花火大会は初めてでしたが、貴重な体験をしました。


帰りの大乗駅は混雑していました。まあ都会に比べれば大したことはないですが、この辺りのお客さんはそんなに混んでいる列車に乗り慣れていないので、乗車に時間がかかり、列車が遅れます。


東京や関西で使われていた通勤電車103系に乗って三原駅までやってきました。この電車も翌年3月に新型車に置き換えられて広島地区では廃止になったそうです。

三原で1泊し、翌朝は空港バスに乗って広島空港へ。


9時20分の飛行機で成田へと向かいました。

初めて乗った春秋航空日本は快適でした。また乗りたいなと思っています。

LCCで行く、広島の旅 終わり。



関連記事