べるもんた~富山の春と観光列車を楽しむ旅8~

さがるまーた

2016年09月04日 12:00

新高岡駅へ戻ってきました。




この駅から2015年10月より走り始めた観光列車「べるもんた」に乗車しますが、先ほど二塚駅で行違った列車が「べるもんた」なので、二塚方向からやってくるようです。この新高岡駅は行き違いのできない1面1線なので、いったん城端側の戸出駅あたりまで行って折り返してくるようです。

 発車1分前になって列車がやって来ました。





 エンブレムを撮影してすぐに乗り込みます。





「べるもんた」は正式な名称は「ベル・モンターニュ・エ・メール」で、フランス語で「美しい山と海」の意味だそうです。富山の美しい山々と富山湾にちなんで名づけられたのでしょうね。


車内に入ると、元の国鉄型のディーゼルカーを生かしつつ、きれいに改装されています。





よく見てみると凝った内装が目を惹きます。吊り革の持ち手は高岡銅器をイメージする銅箔と沿線4市を代表する図柄で装飾しているそうです。




座席の仕切りには地元の伝統工芸品「井波彫刻」が施されています。






あっという間に高岡駅へ。





ここ高岡駅で今まで乗ってきた城端線のホームから、これから乗る氷見線のホームへ転線します。もともと高岡駅は中心の東西を北陸の大動脈、北陸本線が貫き、その南に城端線、北を氷見線がくっつくという配置になっていました。それが北陸新幹線開業で、北陸本線がJRからあいの風とやま鉄道に会社が変わり、もともと同じ会社の線路だったものが違う会社の路線に分断されてしまったのでした。

べるもんたの車内放送では、一大イベントのように宣伝しておりました。まあ回送車両の移動以外で使うことはないので、旅客が乗る列車としては珍しいですね。

高岡駅の南側、城端線のホームを出た列車は富山方の車庫のほうへと移動します。城端線側に車庫があるので、真横に見えます。



昨日乗ったハットリ君列車も留めてありました。



そしていったん引き上げ線に止まった後、運転位置を変えて、いよいよ「あいの風とやま鉄道線」を渡り、北側の氷見線ホームへ移動します。






無事に氷見線ホームに到着です。



いわれてみれば珍しい光景で、たのしいひと時でした。


10時25分、氷見線ホームからべるもんたは出発しました。

べるもんたは観光列車らしく、食事ができるように予約できます。往復乗るので行きは「ほろ酔いセット」を予約しました。沿線の4市産のおつまみと地酒を1種類選べます。一応予約していきましたが、余裕があれば当日でも大丈夫だそうでこの日も注文をとっていました。



氷見線は20キロ弱しかなく、30分で終点までついてしまうので、日本酒を味わっていると、すぐに氷見線の代表的な景色、富山湾が見えてきます。新湊大橋が遠望できました。



そして富山湾です。海側の1人席は取れず、山側の4人席を相席で1人とったので、きれいな景色は人越しにしか見られないのですが、この日は曇りがちの景色でした。最も昨年、この辺りを線路沿いに歩いているので、口惜しくもないのですが。



車内ではガイドさんが乗っていて、沿線の案内をしてくれていました。




10時55分、氷見駅到着。氷見駅は以前の駅舎の前に雨除けであろう瓦屋根が作られていました。実用的ですが、個人的には見栄えが悪い気がします。



10分の折り返しでべるもんたで高岡駅へ戻ります。帰りは富山湾鮨を予約しました。




よく見ると、車両の端に寿司屋の冷蔵ケースがおかれています。ここで握っているのですね。後で行ってみると商品なども売っていたので、買い求めました。



ちなみにこれらの食事の予約はJRではなく、「VISIT富山県」というHPから予約する形になっていて、名古屋の旅行会社が販売していました。こういうほうがJRもやりやすいんでしょうね。富山湾鮨おいしゅうございました。

11時36分高岡駅に到着、列車はまた転線して城端線ホームへ向かいますが、私はここで降りました。

「べるもんた」ですが、今まで華のある列車のなかった城端、氷見線にとっては新しい観光の目玉になる列車で楽しかったのですが、乗る時間が短いのが難点ですかね。車内で食事も出てくるのはうれしいですが、料金が高いかな(ほろ酔いが1500円、富山湾鮨が2000円)と思いました。逆に言えば、それだけ車内で食事を提供するのはむつかしいのかもしれません。

この後も観光列車に乗るので楽しみです。

9へ続く。






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