風に吹かれて旅をする

  

　6月のある日、海外の旅で知り合いになった友人が東京にやってくるとのことで、東京はだいぶ案内したし、ちょっとしたサプライズという事で、友人が行ったことがないであろう青森へ行くことにしました。

　
　新青森行きの新幹線「はやて」の新幹線の指定席が取れず、盛岡乗継で青森到着が１２時３０分。新青森の駅でレンタカーを借りて出発です。東京は大雨でしたが、青森は曇りつつも時折晴れ間が見えました。

　　
　まずは弘前にあるフランス料理店「シェ・タテヤマ」へ。なぜか、地方都市ながら、弘前というところはフランス料理店が多いところだそうで、一度行ってみたいと思っていたのでした。


フランス料理なんてものには、あまり縁がない私でしたが、美味しくいただきました。
食べるのに夢中で、メニューを書き忘れましたが、これはマダイを使った魚料理。オリーブの風味が美味しゅうございました。


隣のデザートショップでお菓子のお土産を購入し、次の訪問地、盛美園へ。


ここの洋館が２０１０年のスタジオジブリのアニメ「借りぐらしのアリエッティ」の舞台のイメージの参考になったらしいとのことでした。確かに言われれば、そんな気もしますが、それよりもこの地に和洋折衷の洋館が建っていることが不思議ですね。ここの持ち主はかなりの名家らしいとのことで、もう一つの見どころが御宝殿。写真撮影不可なので、ここを参考に。
http://www.seibien.jp/gohoden/index.html

東京、芝の増上寺にあった徳川２代将軍徳川秀忠の霊廟(戦災で焼失)を参考にしたとのことで、大正時代の制作ながら、江戸時代の様式を残しているとのことでした。豪華絢爛で本当にすごかったですね。

園なので、庭がメインですが、ここからの津軽平野はなかなかのものでした。


新緑の季節は美しいですね。



　あっという間に帰る時間で、新青森駅へ戻ります。駅近くの三内丸山遺跡へ寄りましたが、入口の資料館を見るくらいで時間切れ。残念でした。


でも縄文時代を代表する遺跡の展示は凝っていて、また来たいと思えるものでしたよ。


滞在５時間で東京へ戻ります。まだ東日本大震災の影響で新幹線は減速しているため、４時間半くらいかかりました。初青森の友人に青森らしいところに連れていけなかったのは残念でしたが、喜んでくれて幸いでした。


　新幹線のダイヤがもとに戻ったら、日帰りでも滞在時間は９時間半もあります。少し前までは青森なんて、遠い遠いところだと思っていたのに、もう日帰り圏内ですね。やはりなんだかんだ言っても新幹線は偉大でありました。