2014年10月17日
食堂車の夜~道東桜紀行15~

18時から1回目のディナーが始まるので、食堂車「グランシャリオ」へ向かいます。北斗星の食堂車のディナーは予約制で、18時~と19時40分~の2回に分かれていて、車窓を眺めながら夕食を取りたかったので、18時からの回にしました。

なんと18時からの回は私だけでした。前回はフランス料理コースを頼んだので、今回は「北斗星懐石御膳」を予約しました。雑誌の夜行列車の特集記事などではフランス料理よりもコストパフォーマンスが良いとのことで、期待します。
食前酒に日本酒「男山」を注文します。一献傾けながら、車窓を眺めます。

列車はちょうど苫小牧駅でした。

懐石御膳がやってきました。これはお酒のつまみにもよかったです。左下の蟹味噌甲羅焼きが日本酒と合ってとても美味しかったですね。
まだ外は明るく、海を眺めながらの食事はそれこそ食堂車の醍醐味ですなあ。

もう一本「男山」を頼んで、1時間たっぷり食事を楽しみました。
そしてデザートの和菓子。

良い時間でした。食べ終わったころ、列車は東室蘭を出て、室蘭の工業地帯を走っていました。

腹ごなしに車内を歩きます。まずは先頭車両へ

機関車との連結部分から海が見えました。

機関車にテールマークが映っています。
前回乗った車両と違うようで、各号車にデジタルの時計と温度計が設置されていました。

個室に戻って、シャワーを浴びて出てくると、もう八雲駅です。

1時間ほどすると、函館の灯りがちらほらと見えてきました。

21時38分函館駅に到着しました。
函館駅の乗り場案内です。号数を入れる場所があるのは、昔北斗星号が複数列車あったころの名残ですね。


北斗星号がホームぎりぎりに止まっているため、機関車を含めて全体を撮影するのは難しかったですね。


21時49分函館駅を出発です。
乗り込んだ私は食堂車へと向かいます。ちょうど21時からパブタイムが始まっていて、誰でも利用できるということで、再度席に座ります。

注文したのは煮込みハンバーグとサッポロクラシックビールでした。
もう外は暗くて何も見えませんが、ほのかに函館の灯りがポツリポツリと見えました。


パブタイムは食べることができない人がいるほど混むことがあるそうですが、今日は空いてましたね。時間が遅いこともあったのでしょうが。
食後、ミニロビーへ。前回よりもこぎれいで座りたくなるロビーでした。

ロビー横にあるシャワーを浴びる必要はないので、個室へ戻ります。
青函トンネルに入り、竜飛海底駅を通過します。2013年秋で見学も終わって、2014年3月で廃止になってしまったので、ここに入ることは非常時以外はないのでしょうね。
トンネルを抜け、北海道新幹線工事の進んでいる津軽今別付近を通ったあたりで寝ることにしました。

16へ続く
Posted by さがるまーた at 18:00│Comments(0)
│2014,5 道東桜紀行
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