2014年04月17日

冬の陰陽を旅する(上)~2013,12年末年始帰省の旅ども5~

 1月の2日、せっかく乗り放題切符を利用しているので、今回は移動の旅にします。まずは新大阪駅に出ました。新幹線に乗ると思いきや、乗ったのは、
冬の陰陽を旅する(上)~2013,12年末年始帰省の旅ども5~


倉吉行きの「スーパーはくと1号」です。今回は山陰に向かいます。第一の目的は携帯電話の位置ゲーム「国盗り合戦」の位置とりをしに倉吉まで行きます。

今日の大阪の天気は晴れ。車窓の景色も穏やかな朝です。
冬の陰陽を旅する(上)~2013,12年末年始帰省の旅ども5~


乗車した「スーパーはくと」の車両は第三セクターの智頭急行が所有する車両で、高速運転に対応するため、カーブでは車体を内側へコンピューター制御で自動的に傾けて、乗り心地良くスピードを落とさずに走り抜けることができるという「制御式自然振子機能」が付いているそうです。また鳥取、岡山、兵庫の3県をはじめとした地元出資の第三セクターなので、車内も地元産のものがふんだんに使われ、感じが良いです。

まずは座席。座ってみて最初に思ったのは前の座席との仕切りの背もたれ。木材を使用し、飲み物入れが布製なのが、うれしかったりします。
冬の陰陽を旅する(上)~2013,12年末年始帰省の旅ども5~


また座席の枕カバーが凝っていました。沿線の名所をデザインしたものが何種類かランダムにセットされています。

鳥取砂丘
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西はりま天文台
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他にも携帯電話コーナーの照明部分に智頭杉を格子状にアレンジしたものがありました。
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また客室への入り口のガラスには因州和紙を貼って、うまく中を隠していました。
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洗面所の入り口にも倉吉絣ののれんで仕切ってあって、ちょっとホッとします。ちなみに絵柄は列車名にもなっている「因幡の白兎」になっています。
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列車は明石海峡大橋をすぎ、
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上郡駅から一路北に向けて智頭急行線に入ります。すると、あれだけ晴れていた空に雲が出始めます。これがちょうど晴れと曇りの境。
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この日、この先で太陽を見ることはありませんでした。いよいよ山陰へ入っていきます、山陽と山陰で天気が180度変わってしまうのは、冬の天気の面白いところです。

10時12分に鳥取駅到着。そのまま山陰本線に入ります。
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冬の日本海が見えてきました。窓も外気の寒さとのギャップでまわりが白くなっています。

10時44分倉吉到着。列車の反対側は特徴的な顔つきでした。
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到着直前に「国盗り合戦」の「倉吉」はゲットできたので、すぐに逆方向へ折り返します。
久しぶりに倉吉観光をしたかったのですが、この寒さと雨ではそんな気も起きず、またの機会にします。

鳥取行きの鈍行列車は接続列車を待っての出発で1分遅れですが、早速、次の松崎駅で対向列車待ち合わせのため、6分停車です。私はこういう時は一時下車して、駅を見たりするのが好きです。
駅前に出てみると
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東郷温泉の看板が。ここは東郷温泉と、看板の向こうに見える東郷湖の対岸にある日本のハワイなんて言われる「はわい温泉」が近くにあるようです。

振り返って松崎駅を見ると、
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なかなかの駅です。調べてみれば、かつては特急や急行なども止まった駅だそうですが、平日は委託された人が切符を売る簡易委託駅らしいですが、今は無人。年始だというのに温泉の玄関駅で駅員もお客も無人なのはさびしい限りです。
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まあ、温泉客はみんな隣の倉吉駅から車の送迎があるのでしょうね。


ホームに戻ると、対向列車がやってきました。
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また日本海を車窓に見つつ、
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宝木(ほうぎ)駅で対向列車待ち合わせで12分停車。また降ります。もう鳥取市内で、駅舎には山陰合同銀行の代理店が入っていました。
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駅前は住宅地で、とくに何があるわけではないのですが、こういう看板が
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どんな駅でも、降りてみれば、何かしらのものが発見できたりするのは楽しいですね。
ホームに戻ります。
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ホームもしっかり作られていて、どっしりした昔の車両が絵になります。昭和に作られたこのキハ47のディゼルカーも、ほかの地方では廃車になりつつありますが、まだまだこの地では健在のようです。


11時55分鳥取駅へ到着。やはり鳥取駅は県庁所在地の駅。早い帰省ラッシュが始まっていました。
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6へ続く。


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