2014年05月25日
加計呂麻島散策(下)~アイランドほっぴんぐの旅6~
旅の4日目は古仁屋へ戻ります。古仁屋行の船は朝1便のみなので早起きして、7時過ぎに港へ。港で切符を購入します。古仁屋発で往復買えば、往復割引があったのに、うっかりでした。でも観光客だとわかっているのだから、古仁屋の切符売り場も往復ですかと聞けばいいのになんて思います。

与路島を7時に出た瀬戸内町営船「せとなみ」は定刻より早めにやってきました。前回の与路島行った時と同じように船には牛が載せられていました。

この地から各地に出荷されていくんでしょうね。10分ほどで請阿室港へ。ここでは請島の牛を運びこみます。

牛も運命を感じているのでしょう。なかなか載らず、みんなで押し込むように載せていました。

牛を載せて船はすぐに出ました。請島水道から外洋に出ると揺れ始めたので、船内で転がって寝ます。
気が付くと、もう古仁屋港近くです。

8時25分、定刻よりも15分早く古仁屋港到着です。今日は加計呂麻島散策の後半戦なので、加計呂麻島へ行きます。加計呂麻島の移動手段をレンタカーにすることにし、加計呂麻レンタカーに予約の連絡を入れました。
古仁屋港発の「フェリーかけろま」は10時20分なので、コーヒーでも飲みたいのですが、ファミレスのジョイフルはまだ開店前。喫茶店を古仁屋市街で探すのですが、ほとんどなく港前の喫茶店を発見してコーヒーを二杯飲みます。古仁屋の街はだいぶ寂れていましたが、黒糖焼酎を買おうと酒屋に入ります。店主のおばあさんは名瀬の大島高校出身だそうで、この時期に大島高校が21世紀枠で春の選抜高校野球に出場するとのこと。奄美限定の本土復帰60周年ボトルと手に入りにくい「まんこい」を購入して、おつりを寄付しました。
10時21分、古仁屋発の「フェリーかけろま」に乗り、瀬相港へ。加計呂麻レンタカーを借りて、加計呂麻島後半戦です。まずは島北部の実久へ。

道の最果ては防波堤でした。実久の集落にはさんごの塀が残っていました。

源為朝の子供と伝えられる実久三次郎を祭った実久三次郎神社をみて、南下します。加計呂麻島の郵便局、嘉入の滝や嘉入の一枚岩をみて、瀬相港へ戻ってきました。どこかで昼食をとりたいと思っていましたが、時間がなさそうなので、瀬相の美咲商店でパンと飲み物を購入して、途中で食べました。
その後、吞之浦の島尾敏雄文学碑、墓碑へ

作家、島尾敏雄が太平洋戦争中、第18震洋特攻隊指揮官としてこの地に赴任して出撃を待っていたとのこと。特攻艇震洋も復元されていました。

渥美清主演の1995年の映画「男はつらいよ 寅次郎紅の花」のロケ地はここ加計呂麻島でした。島の南部はロケ地が多いので、ロケ地めぐりの感じになってきます。まずはスリ浜。


空腹の満男(吉岡秀隆)にリリー(浅丘ルリ子)がカレーをごちそうするというシーンで使われ、二人越しの海がきれいでした。
そして諸鈍のリリーの家へ。ロケ地の碑が立っていました。


リリーの家に行く途中のでいご並木が印象的でしたが、近年はデイゴヒメコバチに被害のために花が咲かなくなっているそうで、枝も刈り込んでいました。加計呂麻島観光ツアーでめぐる場所の一つなので、団体観光客が時折集中します。映画の撮影からもう20年近く経ち、いろいろなものが変わったなと思います。観光化してしまった感じで、やむを得ないながらも残念な気がします。

犬がかわいいのが、なごみになりました。
そのあと、徳浜へ。

ここは満男が後を追ってきた泉(後藤久美子)に告白し、それを寅さんとリリーが見守るというクライマックスシーンの場所でした。やはりここもロケの頃とは大きく変わってしまったようで、護岸が整備されていました。

ここで泉が満男を問い詰める場所で良かったでしたが、だいぶ荒れていましたね。残念ながら失望したロケ地めぐりでした。
もう時間切れ近く、安脚場戦跡公園は入り口のみ見て帰ります。

大島海峡の入り口らしく、素晴らしい展望でした。
もう瀬相港へ帰って車返却ですが、その前に昨日バスで見たある場所へ。

伊子茂まもる君です。事故防止や安全のために沖縄の宮古島ではよく見る「まもる君」ですが、奄美では初めてです。伊子茂集落の伊子茂小中学校の前に立っていました。

瀬相港へ戻り、レンタカーを返却。18時05分発の古仁屋行最終「フェリーかけろま」に乗ります。フェリーからはちょうど夕焼けが見えました。ほとんど曇りばかりで夕日は見えない加計呂麻散策でしたが、最後にボーナスをもらった気分です。

そして、もう一つボーナスが。

フェリーに併走するようにイルカが泳いでいました。船にたくさん乗っていますが、こういうのは初めてだったのでうれしい気分になりました。
18時27分、少し早く古仁屋港に到着しました。
7へ続く。

与路島を7時に出た瀬戸内町営船「せとなみ」は定刻より早めにやってきました。前回の与路島行った時と同じように船には牛が載せられていました。

この地から各地に出荷されていくんでしょうね。10分ほどで請阿室港へ。ここでは請島の牛を運びこみます。

牛も運命を感じているのでしょう。なかなか載らず、みんなで押し込むように載せていました。

牛を載せて船はすぐに出ました。請島水道から外洋に出ると揺れ始めたので、船内で転がって寝ます。
気が付くと、もう古仁屋港近くです。

8時25分、定刻よりも15分早く古仁屋港到着です。今日は加計呂麻島散策の後半戦なので、加計呂麻島へ行きます。加計呂麻島の移動手段をレンタカーにすることにし、加計呂麻レンタカーに予約の連絡を入れました。
古仁屋港発の「フェリーかけろま」は10時20分なので、コーヒーでも飲みたいのですが、ファミレスのジョイフルはまだ開店前。喫茶店を古仁屋市街で探すのですが、ほとんどなく港前の喫茶店を発見してコーヒーを二杯飲みます。古仁屋の街はだいぶ寂れていましたが、黒糖焼酎を買おうと酒屋に入ります。店主のおばあさんは名瀬の大島高校出身だそうで、この時期に大島高校が21世紀枠で春の選抜高校野球に出場するとのこと。奄美限定の本土復帰60周年ボトルと手に入りにくい「まんこい」を購入して、おつりを寄付しました。
10時21分、古仁屋発の「フェリーかけろま」に乗り、瀬相港へ。加計呂麻レンタカーを借りて、加計呂麻島後半戦です。まずは島北部の実久へ。

道の最果ては防波堤でした。実久の集落にはさんごの塀が残っていました。

源為朝の子供と伝えられる実久三次郎を祭った実久三次郎神社をみて、南下します。加計呂麻島の郵便局、嘉入の滝や嘉入の一枚岩をみて、瀬相港へ戻ってきました。どこかで昼食をとりたいと思っていましたが、時間がなさそうなので、瀬相の美咲商店でパンと飲み物を購入して、途中で食べました。
その後、吞之浦の島尾敏雄文学碑、墓碑へ

作家、島尾敏雄が太平洋戦争中、第18震洋特攻隊指揮官としてこの地に赴任して出撃を待っていたとのこと。特攻艇震洋も復元されていました。

渥美清主演の1995年の映画「男はつらいよ 寅次郎紅の花」のロケ地はここ加計呂麻島でした。島の南部はロケ地が多いので、ロケ地めぐりの感じになってきます。まずはスリ浜。


空腹の満男(吉岡秀隆)にリリー(浅丘ルリ子)がカレーをごちそうするというシーンで使われ、二人越しの海がきれいでした。
そして諸鈍のリリーの家へ。ロケ地の碑が立っていました。


リリーの家に行く途中のでいご並木が印象的でしたが、近年はデイゴヒメコバチに被害のために花が咲かなくなっているそうで、枝も刈り込んでいました。加計呂麻島観光ツアーでめぐる場所の一つなので、団体観光客が時折集中します。映画の撮影からもう20年近く経ち、いろいろなものが変わったなと思います。観光化してしまった感じで、やむを得ないながらも残念な気がします。

犬がかわいいのが、なごみになりました。
そのあと、徳浜へ。

ここは満男が後を追ってきた泉(後藤久美子)に告白し、それを寅さんとリリーが見守るというクライマックスシーンの場所でした。やはりここもロケの頃とは大きく変わってしまったようで、護岸が整備されていました。

ここで泉が満男を問い詰める場所で良かったでしたが、だいぶ荒れていましたね。残念ながら失望したロケ地めぐりでした。
もう時間切れ近く、安脚場戦跡公園は入り口のみ見て帰ります。

大島海峡の入り口らしく、素晴らしい展望でした。
もう瀬相港へ帰って車返却ですが、その前に昨日バスで見たある場所へ。

伊子茂まもる君です。事故防止や安全のために沖縄の宮古島ではよく見る「まもる君」ですが、奄美では初めてです。伊子茂集落の伊子茂小中学校の前に立っていました。

瀬相港へ戻り、レンタカーを返却。18時05分発の古仁屋行最終「フェリーかけろま」に乗ります。フェリーからはちょうど夕焼けが見えました。ほとんど曇りばかりで夕日は見えない加計呂麻散策でしたが、最後にボーナスをもらった気分です。

そして、もう一つボーナスが。

フェリーに併走するようにイルカが泳いでいました。船にたくさん乗っていますが、こういうのは初めてだったのでうれしい気分になりました。
18時27分、少し早く古仁屋港に到着しました。
7へ続く。
Posted by さがるまーた at 18:00│Comments(0)
│2014,3 アイランドほっぴんぐの旅
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