2014年08月07日

冬の青函へ~さよなら「あけぼの」とがんばれ「はまなす」の旅6~




 アナウンスが流れ、目が覚めると函館到着直前でした。

冬の青函へ~さよなら「あけぼの」とがんばれ「はまなす」の旅6~

 冬の北海道は道南でも雪が積もってますね。ここで機関車交換なので、ホームに降りて最後部(ここから逆方向に進むので最前部)に向かいました。

冬の青函へ~さよなら「あけぼの」とがんばれ「はまなす」の旅6~

 この厳冬の深夜なのに、カメラを持った人がちらほら。最後尾に青函トンネル用の機関車ED79が連結されました。この時間に連結作業を行う作業員の方々は大変ですね。

冬の青函へ~さよなら「あけぼの」とがんばれ「はまなす」の旅6~

 後方には函館山が見えます。
冬の青函へ~さよなら「あけぼの」とがんばれ「はまなす」の旅6~

冬の青函へ~さよなら「あけぼの」とがんばれ「はまなす」の旅6~

 ブルーの列車が白い雪に映えます。

冬の青函へ~さよなら「あけぼの」とがんばれ「はまなす」の旅6~
 3号車自由席をのぞくと、ほとんど乗客がいない状態でした。


この急行「はまなす」は1988年の青函トンネル開業時、廃止された青函連絡船の深夜便の代替として運転が開始されました。トンネル開業前、札幌20時35分発の特急北斗16号が函館0時22分着。すぐに0時40分発の青函連絡船2便に接続して、津軽海峡を越え、4時30分に青森着。急行「はまなす」は時間的には札幌22時発、青森5時39分着なので、時間的にはそんなに変わるわけではないですが、乗り換えなしで行けるのはありがたいですね。

30分ほど停車の後、函館駅を発車しました。もうひと寝入りします。またアナウンスで起きると、もう青森近くです。

5時46分、定刻より7分遅れで青森駅到着しました。
冬の青函へ~さよなら「あけぼの」とがんばれ「はまなす」の旅6~


冬の青函へ~さよなら「あけぼの」とがんばれ「はまなす」の旅6~
新青森駅への乗り換え方法の看板が貼ってありました。本来ならば、「はまなす」が新青森駅まで乗り入れれば良いのですが、機関車の付け替えとか、新青森駅が小さいために留置できない等々で青森駅どまりになっているのでしょうね。

冬の青函へ~さよなら「あけぼの」とがんばれ「はまなす」の旅6~

反対側には車両基地へ回送用のディーゼル機関車を連結していました。この光景は「日本海」でも「あけぼの」でも見られる青森駅ならではの光景ですね。函館駅でも見られましたが、雪の積もっている厳冬期の連結作業は本当に大変ですね。
冬の青函へ~さよなら「あけぼの」とがんばれ「はまなす」の旅6~


階段付近にはこんな看板が。
冬の青函へ~さよなら「あけぼの」とがんばれ「はまなす」の旅6~

こんなにすいていた「はまなす」でしたが、多客期には増結することもあるんですね。増結するくらい混むこともあるから、寝台列車、夜行列車が激減しているのに残っているともいえます。この「はまなす」普通列車専用のフリーきっぷ「北海道&東日本パス」でも急行券を買えば乗れるので、それも人気の理由かもしれません。


 2015年度末の北海道新幹線函館開業時に、「北斗星」や「カシオペア」などの寝台特急列車の廃止が噂されていますが、北海道と本州連絡の列車として、この「はまなす」は函館~札幌間の列車として残るかもしれません。そうすると、(座席があるので純粋ではないですが)唯一のブルートレインとして人気が出そうですね。

 さて新青森駅へ普通列車で移動します。いよいよ短い旅でしたが、東京へ帰ります。

7へ続く。



タグ :鉄旅


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