2015年06月11日
秘境駅ぶらぶらと都城牛と~十島と三島、奄美完訪船の旅2~
急な欠航で頭が真っ白になりましたが、立ちすくんでいてもしょうがないので、とりあえず今日の行程をこなします。出港していたとしても夜23時なので、もともと今日は一日レンタカーを借りて、南九州をめぐることにしていました。
まずはレンタカーに乗って道を下っていきます。鹿児島空港は山の上にあるので、南側へ出るには道を下っていきます。ちょっと寄り道しました。

まずはJR九州の肥薩線、表木山駅へ来ました。この駅は1日の乗降人数が1人か2人くらいとのことで、秘境駅の1つと言われていたりします。

駅構内に入ると、貨物列車が行き違いできるくらい、長い線路が引かれていました。肥薩線は単線なので、この先、2つの線路は1つになります。こんなローカル線の秘境駅にしては過大な設備です。調べてみると、この肥薩線は明治時代に福岡~鹿児島を結ぶ幹線として作られたそうで、この表木山駅も大正時代初期に最初は信号所として設置されたものが駅になったそうです。かつてはこの線路を長い編成の貨物列車や旅客列車が沢山行き来していたのでしょう。今は誰もいなくなったこの駅にも歴史があるのですね。

空港からこの駅までは坂を下ってきました。ということは写真の左側の山の上には空港や町並みがあるということになるのですが、そんなことはこの駅や、以前乗った肥薩線の車窓からはわかりません。明治時代の鉄道ですから、そのころは谷間を縫うようにしてしか建設することができなかったのでしょうね。でも沿線含めて人影を見ないのに列車を走らせるというのは大変なことです。
また車を走らせます。霧島市の中心部、隼人や国分市街地を抜け、4年前に行った霧島神宮の前を通り、都城方面へと向かいます。ここは山の中ですが、低い山が続く感じです。ほとんど車は通りません。また寄り道して。

ナビで発見した北永野田駅へ。集落はあるのですが、駅待合室はぽつんと台地の端にありました。

ここは九州の東側を走る幹線、日豊本線の駅です。ここも長い編成の列車が行き違いできる駅でした。「北」がついているのですが、「南永野田」があるわけではないので不思議な駅名だと思って調べてみたら、昔は南側に「永野田」という駅が廃止された国鉄大隅線にあったので「北」がついたのだそうです。

ちょうど、都城行きの列車がやってきたので撮影してみました。一人降りていましたね。列車が出ていくと、また静寂が戻ってきました。
今日は雨が降ったりやんだりの天気ですが、北永野田駅を出て、隣の大隅大川原駅へ出たころには土砂降りの雨となりました。大隅大川原駅も通ったので、降りて見ようかと思ったのですが、大雨と、ちょうどお昼で工事業者の人が待合室で弁当をつついていたので、訪問は次回回しにしました。この大隅大川原駅も北永野田駅と同じような駅待合室だったらしいのですが、2010年に地元産の杉を使った駅舎に建て替えられたそうです。

この後、山を越え、宮崎県に抜けて、都城市西岳に来ました。

西岳郵便局で記念の旅行貯金をしました。まず鉄道もない、観光地もないこの地に来ることはほとんどないでしょうから、良い記念です。

さて最初の目的地はここ。常盤邸別邸「霧島津」です。昼食を食べに来ました。以前テレビか何かで見て、一度行きたいと思っていました。

いただいたのは「都城牛ステーキ丼セット」です。都城牛美味しかった!
ここが良いのは料理が美味しいだけでなく、のどかな景色も見えるのが良いところです。

あいにくの雨でしたが、景色と料理を堪能しました。
3へ続く。
Posted by さがるまーた at 18:00│Comments(0)
│2015,5 十島と三島、奄美完訪船の旅
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